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木には蓄熱作用があり、一度温まると冷えにくく、室温を一定に保ちます。 その効果は、直接手足がふれる場所に使えばすぐわかります。風呂場で木製のスノコが使われたのはそのためです。 無垢材と集成材の板に手をふれてみてください。無垢材の温かさがすぐに実感できます。無垢材を使った床は冬でも冷たくなく、スリッパをはかないご家庭も多いです。 逆に、コンクリートの家は、冬はひんやりし夏は急に暑くなります。木の家は、夏は涼しく冬は温かいので、年中快適に暮らせます。 | ![]() |
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木は自然の「気」を発しており、最大の長所は、室内の湿度を調節する機能があることです。湿度が高ければそれを吸ってくれるし、乾燥していれば木の中の水分を適度に吐き出してくれます。 表面にペンキなどを塗ると、木は呼吸ができなくなります。調湿作用ができない湿った木は、内部の水分で腐ってきます。だから木材は自然のままの無垢材が良いのです。 無垢材の場合は、傷がついても表面を削り、自然素材の塗料を塗っておけば大丈夫です。住むほどに色艶がよくなり、家全体に風格が出てきます。 |
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野菜や果物と同じように、木も育った土地の気候風土によって質が違います。 狭い日本の国土でも、北国と南国では育つ木が違います。ましてや外国で育った木が日本の気候風土に合うわけがありません。 だから家づくりには国産の木を使うこと。欲をいえば、地木を使うのが一番です。昔は裏山で伐採された木を使って家を作ったものです。その土地で育った木は木材になっても変形せず、その家に同化していきます。 |
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これは意外と思われるかもしれませんが、事実です。 太いしっかりした無垢材なら、芯まで燃え尽きるのに3日間はかかります。表面が着火してもやがて炭化層ができ、それが断熱層の役割を果たし、燃焼の進行を遅らせるのですから。 住宅の火災で一番恐いのは、プラスチックやビニールなどの化学製品から発生する有毒ガスです。火よりも煙が恐いのです。 鉄は強いかわりに、熱を加えると短時間で温度が上がり、変形します。 一昨年にニューヨークで起こった航空機テロは記憶に新しい出来事ですが、あの時、まさか頑丈な貿易センタービルが一瞬で全倒壊するとは誰も想像しなかったと思います。鉄骨づくりの建物が熱に弱いことの証明です。 | |
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下北半島や津軽半島に広く分布する青森ヒバは、昔から虫よけになるといわれてきました。 青森県工業試験場が研究を進めた結果、ヒバの成分にヒノキチオールという物質が含まれ、カビやダニ、シロアリ、ゴキブリを寄せつけない抗菌、防虫効果を持っていることがわかったのです。 そこに着目して、内装にヒバ材を使ったり、おがくずをシート状にして「ヒバ畳」を作ったメーカーもあります。 カーペットの床を楢などの無垢のフローリングに改装したところ、ダニが減少したという結果も出ています。木の香りにダニを寄せ付けない効果があるのです。 また、老人ホームでケガや心身の不調についての調査をしたところ、木材が多く使われている施設のほうがインフルエンザ、骨折、不眠などの発生率が低いというデータも出ています。そのため内装に木を使う病院が増えているということです。 |
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森林浴をした人ならわかると思いますが、森を散歩していると、なんともすがすがしい気分になります。ただ気分的なものと思われるかもしれませんが、じつはこれには科学的な根拠があるのです。 フィトンチッドという木に含まれる成分を使った実験でわかったのですが、木には自律神経系に作用し、血圧を下げ、脈拍を安定させる効果があります。また有害な紫外線を吸収し、視覚からくるストレスを抑える効果もあります。 現代はストレス社会といわれていますが、木の空間は、人の気持ちを落ち着かせ、疲れを癒し、ストレスを解消してくれます。 |
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ここに木の安全性について調査した、静岡大学研究チームによる実験データがあります。 それによると、木製、鉄製、コンクリート製の飼育箱で子どものマウスを育てた結果、木造住宅の安全性とコンクリート住宅の危険性が歴然と表れました。 マウスも人間も同じ生きものです。生活するうえでいかに木の空間が心身に良い影響を与えるかがわかります。 ●素材の異なる飼育箱での子マウスの生存率(23日間) ![]() ※素材の違いによって、マウスの精神的、肉体的ストレスが大きく違ってくることがわかりました。 |
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住宅の工法にはそれぞれ特徴があり、その人の好みもあります。でも、私達はあえて在来工法による木造住宅の良さを強調したいと思います。そして、その最大の理由は「自然素材の家」だからです。 「森林・生活に関する世論調査」(平成11年総理府広報室)によると、木造住宅に住みたい人は8割以上もいるというデータが出ています。このデータはいまも大きく違わないでしょう。 日本人が木造住宅に住みたいというのは帰巣本能ではないか、と思うのです。 ●「住宅を建てたり、買ったりするときに、どんな住宅を選びますか?」 の質問についての回答 ![]() |
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日本の住宅は大別して次の5つの工法で建てられています。 (1)木造軸組工法(在来工法) 日本の伝統的な工法。窓などの開口部を多く設けることができるので風通しがよい。職人の腕による部分が多い。間取り構成が自由でどんなプランにも対応できる。 (2)プレハブ住宅(木質・軽量鉄骨・コンクリート) 工場生産。工期を短くすることができる。規格品なので個性的なプランが望めない。大手メーカーが中心となって販売している。 (3)ツーバイフォー工法(枠組壁工法) 主に北米で普及した工法。地震に強い。大きな開口部を設ける場合には補強をするなど制約を受ける。換気をしっかり設計しておかないと風通しが悪くなる。 (4)鉄筋コンクリート造(RC造) 耐震・耐久・耐火性に優れているが、施工費用が高い。自重が大きく、軟弱な地盤では十分な基礎工事が必要。 (5)鉄骨造(S造) 耐震性に優れているが、施工費用が高い。意外と火に弱い。錆が生じやすい材もあるので、適度な塗装による防錆が必要。 |
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